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ネクストブームに?

東南アジア発の氷スイーツ「シュエジンエイ」


シュエジンエイの調理例(タイ語Wikipediaより引用)

皆様はシュエジンエイ(shwe yin aye)という東南アジアにおける屋台の定番スイーツを知っていますか?

これはとても簡単に作れるスイーツで、①ココナッツミルクに食パンを浸し②そこに冷たい氷を投入③そして状にしたカラフルなゼリーと寒天のキューブとタピオカを入れて完成です。本格志向の方は現地のものと同様に炊いたもち米を入れてみるのも良いでしょう。

簡単に作れて、透き通ったカラフルなゼリーと氷が見た目にも涼しげなこのスイーツは、特に暑い東南アジアでは、オーダを受けてすぐに作れる屋台にうってつけのもので、アレンジの幅も広く屋台ごとに個性を見せることもできます。

このスイーツはミャンマー発祥でお祭りの際などに食べられるものでしたが、実は元々タイ料理の影響を受けて生まれたもので、今はタイにも逆輸入され、東南アジアに広く受け入れられているというやや複雑なルーツを持ちます。

これには泰緬戦争という1765年(東海道中膝栗毛の作者が生まれた歳でもあります)に、現ミャンマーに繋がるコンバウン王朝と、今はタイ王国となっている滅亡したアユタヤ王朝との最後の戦争に、コンバウン王朝がアユタヤ王朝を打ち破り、多くの住民とその文化を接収していったことが始まりのようです。

(食パンも氷も、近代になってから普及したものなので、初期のシュエジンエイはタイでポピュラーなココナッツミルクに色々混ぜたものを指していたのではないでしょうか…?推測ですが。

現地ではシュエジンエイに加える麺状のゼリーに、香り高い「パンダンリーフ(ニオイタコノキ)」という植物の香料が使われますが、これは日本でこそなじみの薄いものの「東洋のバニラ」と例えられる香料で、これを使用して食品に着色すると鮮やかなエメラルドグリーンになり、シュエジンエイのカラフルな見た目に一役買っています。

日本ではかなりマイナーで、 パンダンは香料というよりは、乾燥させて加工するとレザーのような質感になるため、ラタンのように網かご等の材料となっており、バリ島などで古くから使われていますが、この方向で日本に入ってくることが多いです。

皆様も名前はご存知でなくても、パンダンで編まれたお洒落なティッシュケースなどはお見かけしたことがあるかも知れません。

日本ではAmazonなどの通販サイトで、パンダン香料ペーストを購入できます。超本格的なシュエジンエイ作りにチャレンジしたい方は、是非これを加えて作ったゼリーを入れてみてはいかがでしょうか?

SNSで密かに人気に…


日本ではまだあまり知られていないシュエジンエイですが、InstagramなどのSNSではそのカラフルな見た目から、密かに人気を生んでいます。

タイでは若干材料も変わっており、スイートコーンや紫芋を加えたものになっていたりと、ローカルアレンジも盛んです。

例えば、日本流のアレンジをするならば餡子や黒蜜、求肥などを加えた「和風シュエジンエイ」を作ってみるのも良いのではないでしょうか?

様々なシュエジンエイの調理例

要するに、ココナッツミルクに氷と食パンを入れた物、というベースにお好みの色どりを添えてアレンジしていけば良いわけです。そのため「映える」スイーツを簡単に、かつ個性的な色を出してつくることができるのです。

ココナッツミルクの癖が苦手という方はアーモンドミルクなど、他の植物性ミルクに置き替えたもので試してみるのもおすすめです。

是非あなたも、世界に一品だけの「myシュエジンエイ」を作ってみるのはいかがでしょうか?

パンも入っているため、夏の暑い朝に朝食として食べるのも良いのではないでしょうか?

いい氷と高級食パンで、簡単で映える美味しいスイーツを


年では「高級食パン」が一つのトレンドになっています。

消費が家庭内的になる中で、いわゆる「プチ贅沢」が一つのムーブメントになっている中で、ちょっと普段の食パンよりもバターなどをふんだんに使った高級食パンのブームがまだ続いています。

せっかく良い食パンが手に入りやすい環境にあるのなら、シュエジンエイなど少し変わった活用法にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか?

またシュエジンエイ作りには、小野田の超純氷®を小野田商店としておすすめいたします!

(つまりこの記事はダイレクトマーケティングです)

逆浸透膜装置を使い、カルキ臭や不純物、雑味の原因となるミネラルなどを徹底的に除去した純水を原料とした小野田の超純氷®は融けても水っぽい風味が出ずらく、氷を使用したスイーツの利用にも最適です。

ぜひ、氷と高級食パンと植物性ミルクで、ヘルシーなスイーツを作ってみてはいかがでしょうか?